リハビリテーション科の案内infomation

 リハビリテーション科 あいさつ greeting

機器写真


肩の痛み、ひざ痛や腰痛の根本の痛みの原因を治療します。

リハビリテーション室では医師の診察のもと理学療法・作業療法を行っています。主に整形外科疾患やスポーツ障害の治療、透析患者の運動療法、脳疾患・呼吸器疾患の患者の医学的リハビリテーションも行っています。
 
「痛くて動作が出来ない・腕が上がらない」、「痛みがとれなくて困っている」、「歩きにくい」、「ケガをしないカラダづくりを目指したい」

 私たち理学療法士は、筋肉や関節の機能を正常に戻す治療の専門家です。首、肩、腰などの「痛み」は目には見えませんが、自覚するご本人にとっては、とても辛い症状で生活全般に支障をきたします。外来を訪れる患者の多くは関節の小さな動きがなくなっている状態の関節機能障害による痛みが多いです。小さな動きのため画像診断ではわかりません。身体にふれている理学療法士が微細な動きを感じ、目に見えない関節の中の動きを数ミリ正常にもどすことで筋肉の凝りや張り、関節の柔軟性の改善していきます。痛みが改善した後は、再発防止のため、正しい身体の使い方を指導し、ファンクショナルトレーニングでやケガをしにくい体づくりをしていきます。リハビリ、理学療法を受けたいとお望みの方、痛みでお困りの方は主治医、外来医師にご相談ください。リハビリテーション科科長 理学療法士 永井 諭

 診療時間について

 
午前08:30〜12:00
午後13:30〜17:00

休診日:日曜日 年末年始  最終受付16:30 昼休み12:30〜13:30

 運動器リハビリについて


 療法士が個別に治療を担当(予約制)します。予約時間はご相談に応じます。また変更を希望される場合、急用やむを得ない場合はお電話でのキャンセルも可能です。ご紹介の場合は療法士の指名も可能です。服装は、動きやすい服装で物理療法を受けられる方は患部がだしやすい服装が好ましいです。
 

 リハビリ 治療の流れについて

直接来院もしくは、電話で予約してください。

医師の診察(痛みの原因が内蔵などの問題がないか確認します)

問診 (下記の項目など)
1 いつから痛いのか? 2 痛みのきっかけは?(外傷、障害)3 痛みの部位は?
4 どんな時にいたい? 5 いつ痛い? 6 どのように痛いの?

測定検査 
問診、画像をもとに病態予測し痛みの部位・組織を探します。
関節の可動性を確認します。
筋肉の機能(かたさや強さ)を確認します。
各種テストによる疼痛誘発し、施術しながらその痛みを消失・緩和させていく
ことで具体的に病態を予測していきます。

原因を特定。説明→納得してから理学療法(治療)を開始します。

理学療法士:痛みの原因に多い関節の動きを数ミリ動かす治療を行います。

効果判定:痛みが改善→他動的な運動・自動運動でも痛みがない。

再発防止、スポーツ復帰にむけて、 ホグレルを使用し身体の柔軟性改善、自分で正しく動かしていきます。ファンクショナルトレーニングも行います。

 療法士の治療について( 運動器リハビリ )

肩や腰、膝などの各症状に応じて、理学療法士による専門的な運動器疾患の徒手による治療※を行っております。関節の動きを正常に戻したり、硬くなった筋肉の緊張をゆるめて動作を改善します。治療は症状を聞きながらゆっくりと軽い力で行います。以下のような症状がある方は、一度受診されてください。治療はできるだけ早い段階で開始したほうがよいので、なるべく早めの受診をお願いいたします。

※徒手治療とは、目には見えない関節内運動を弱い力で(1kg程度)、数mm(せいぜい2〜3mm)程度の範囲、10〜30msec.の時間で他動的に動かすという極めて繊細な治療技術、その効果には即効的がある。痛み、しびれ、めまい、耳鳴り、腫れ、発赤、皮膚の硬化、筋スパズム、筋力低下、ROM制限などが改善する。当院リハビリテーション科スタッフは研修参加し、日々自己研鑽している。

 運動器リハビリの治療対象となる主な症状

  • 肩の症状
    □肩の前や後ろが痛む。
    □痛みで腕が上がらない、夜ねむれない。
    □手が後ろに回らない。
    □洋服の着脱が行えない。


    → 肩関節周囲炎 腱板断裂 拘縮 五十肩 スポーツ障害
    → 肩は複合体と呼ばれは7つの関節で構成。ひとつでも機能が障害されると正常な動きができなくなり、背部の動きも影響します。 問診・検査で症状確認した後、鎖骨、肋骨、脊柱、肩関節の動きを正常に戻して可動域を改善、痛み緩和していきます。


    □肩のこり、背中がこわばる。

    → 肩こりや背中の痛みのほとんどは、体幹筋の過緊張(筋スパズム)と肋椎関節や脊椎椎間関節の機能障害です。上肢に放散痛がある時は、画像、測定検査で神経の圧迫や炎症がないことを確認してから治療します。姿勢改善には ホグレルマシンを使用して症状を改善します。


  • 首の症状
    □首こり
    □首が回らない、動かしにくい。
    □首から指さきまでしびれる、力が入らない。
    □上を向けない。


    → 頚椎椎間板ヘルニア 頸椎捻挫 頚椎症 
    → 測定・検査で炎症や神経症状がないことを確認したうえで、療法士が頸椎の動きを治療して症状を改善します。柔軟性の向上や姿勢指導もホグレルマシンを使用して症状の改善、再発予防をしていきます。


  • 肘・手の症状
    □肘、手首や指が痛くて曲がらない。
    □手や指のしびれ
    □スポーツで肘や手首を痛めた。


    → 上腕骨内側上顆炎、外側上顆炎(テニス肘)、変形性肘関節症、骨折、靭帯や筋肉の拘縮、腱鞘炎、バネ指、
    → 肘や手は日常的に使用する頻度が多く力学的なストレスもかかる。運動時にも動かすため悪化し症状が長引きます。炎症がおさまったことを確認したうえで、肩関節、肘関節、手関節の関節機能障害を正常にし、筋肉の過緊張改善、症状を緩和します。負担の少ない使い方、生活指導や装具指導もいたします。






  • 股関節の症状
    □歩くと股関節に痛みが出る。
    □足が開きにくい。
    □靴や靴下がはきにくい。
    □スポーツで鼠径部が痛む。

    → 股関節症、臼蓋形成不全、グロインペイン THA 
    → 股関節症状は女性に多く、骨盤位置の異常を伴うため、体幹を含めた治療を行います。測定検査で炎症や変形の有無を確認してから治療を行います。温熱やハイボルテージ施行後に関節機能障害の治療、筋肉の過緊張の症状を改善していきます。柔軟性の向上や姿勢の指導もホグレルマシンを使用して症状の改善、再発予防をしていきます。


  • 腰の症状
    □起きると腰が痛い、寝返りしにくい。
    □腰からひざ下までしびれる、痛みがある。
    □お尻までうずく。


    → 椎間板ヘルニア 変形性腰椎症 腰椎すべり症 脊柱管狭窄症 急性腰痛症  
    → 背中や腰痛のほとんどは、体幹筋の過緊張(筋スパズム)と脊椎椎間関節の機能障害です。お尻や太ももの後ろに放散痛がある時は、測定検査で神経の圧迫や炎症がないことを確認してから、治療し、症状を改善します。 神経の圧迫がないか確認した後に関節機能障害を治療、腰部の筋のこわばりの症状を改善していきます。筋力や柔軟性の向上にホグレルマシンを使用。腰の痛くない姿勢や動作指導を行う事で症状の改善、再発予防をしていきます。


  • 膝関節の症状
    □膝が痛い 腫れている。
    □歩きだしの痛み。
    □階段上り下りがつらい。
    □長く歩けない。
    □膝が曲がらない・伸びない。


    → 変形性膝関節症 膝の靱帯や半月板損傷 オスグット 膝蓋腱炎、鵞足炎 
    → 問診、画像、圧痛をもとに病態予測し痛みの部位・組織を探します。痛みがあると変形が進行しやすい。また、力学的ストレス(圧迫、伸長など)が加わることで痛みをだすことも多い。治療は物理療法を併用しながら、療法士が関節の動きや筋肉のかたさを改善します。

    • 足関節の症状
      □足首の捻挫や腱を痛めた。
      □土ふまずや指のつけ根が痛くなる。
      □長時間歩くと足が疲れる。
      □足がむくみやすい 、足裏や指先のしびれ
      □長時間歩くと足が疲れる。


      → 扁平足・外反母趾 捻挫 アキレス腱炎 足底腱膜炎 スポーツ障害 
      → 足を構成する細かな関節や筋肉に機能障害が生じたり、歩き方にも問題があります。測定・検査で変形や損傷を確認したうえで治療を行います。治療は歩き方や足部の形状、靴の状態を評価しながら、足の筋肉こわばりや関節の動きを治療します。

    • 手術後 骨折後の理学療法 →他院で手術した方、運動療法続けたい方も受けられます。
    • スポーツ障害(投球障害など)やメディカルチェック
    • 透析患者の運動療法、運動指導
    • 外傷対応 アイシング テーピング サポーター インソール 松葉杖指導

    治療はできるだけ早い段階で開始したほうがよいので、なるべく早めの受診をお願いいたします。



     ホグレル

       

    ネバータイトハム   マルチスロー    インナーサイ     ディッピング

    ・首、肩こり、五十肩などで困っていて楽になりたい方
    ・腰痛、股関節痛、ひざ痛でお困りの方
    ・自分で運動してよくなりたい方
    ・足腰の弱り、体の固さにお困りの高齢者
    ・スポーツ障害(野球、サッカー選手など柔軟性にお困りの方)
    ※野球 近藤健介、Jリーグ キラブァンツ北九州、ゴルフ 芹澤信夫プロなど使用しています。


     物理療法

    エアロバイク・トレッドミルなどの運動療法機器、ウォーターベッド、干渉波ハイボルテージなどの物理療法機器を各種取り揃えています。ハイボルテージ「フィジオアクティブ」はスポーツ障害、捻挫、膝痛、腱鞘炎、腰痛などに鎮痛効果と速効性が望めます。オルタソニック(超音波)は捻挫、打撲などの急性期から慢性期まで幅広く治療可能です。

                   
      週3回以上通院していただくと治療効果が高まります。

    フィジオアクティブ ハイボルテージ」

     「フィジオアクティブ」はメジャーリーグ大谷翔平が導入して注目を浴びました。北見市のリハビリテーション室で導入しているのは当院が初。瞬間的に高電圧の電流を流すことで鎮痛抑制、血流量増大や組織修復、機能改善(EMS)にも使用しています。肩の痛み、腰痛やひざ痛、スポーツによる足関節の捻挫、打撲などの幅広く治療可能です。


     

    スポーツ障害  

    サッカー、バスケットなどは方向転換やジャンプなど様々な動作をしながら相手と競うスポーツ。しかし、子供は大人と違い、身体ができていません。
     そのため、一日練習時間の増加、試合連戦、姿勢・フォーム崩れなどの原因で気がついたら、しゃがみこめない、腰を落とせない、などの足の柔軟性が低下し、骨端線障害 主にオスグット(膝)、シーバー病(かかと)、グロインペイン(鼠径部)を発生する選手が見られます。
     運動器の障害は日常生活にも影響します。スポーツ障害治療の目的は予防医学であり、現在の痛みを解消するだけではなく、同じような痛みの再発しないことです。
     社会人はバレー、ゴルフ、水泳などのスポーツ活動時に靱帯や筋肉を痛めたり、肩関節、腰部、膝・足関節に機能障害を生じる方がいます。当院では、正しいフォームで行えるように、メディカルチェック後に理学療法士による治療(運動療法)を行います。フォーム指導、運動指導、インソール作製などを個別に行いスポーツ復帰を目指します。(詳細は下記にあります。)


     KT TAPE  

     当院ではKT Tape導入しました。アメリカ発祥のキネシオテープで、ロンドンオリンピックから注目されています。従来のコットン素材と違い、100%合成樹脂マイクロファイバーのため、伸縮性、弾力性がありサポート力が良い。運動でテープがのびてしまうこともありません。粘着性も優れ、皮膚にやさしくはがれにくいです。選手の中には汗がしみ込で嫌な方もいます。KT TAPEは耐水性に優れるため、風呂や水泳などの水につかっても、最大1週間は貼りっぱなしが可能です。

    プレカットタイプ(25cm)により自分ではれます。練習・試合前にはると運動パフォーマンスが上がるため市民ランナーやスポーツをされている方におススメです。
     


    血液透析患者の運動療法について


     リハビリテーション科では透析患者の運動療法行っています。透析患者は高齢化に伴い、運動器疾患や心疾患を認める患者が多く、筋力や持久力、心肺機能の低下を防止するために日ごろから運動が必要です。運動行うことで生命予後やQOLに差が出ます。北見市の透析患者の運動継続率は低く平成30年の調査では運動習慣者(週に2回以上、1回30分、1年運動を継続している者)10.8%でした。一人で行うよりも専門スタッフがいる中で運動療法(非透析日、透析前)を安心して行うことが大切です。

    このような方でお困りの方が当院に来ています。
    ・足のつりや痛み改善したい。・柔軟性改善したい
    ・透析時の低血圧を改善したい。 ・筋力や体力の増強・維持目的



    透析患者の運動療法、リハビリの流れ

    医師の診察(運動できる状態か診察します。)

    測定検査(担当:理学療法士)
    @握力 膝伸展筋力 A下腿周径 B柔軟性 Cバランス(片足立ち SPPB)D移動(歩行テスト、TUG)

    到達目標の設定:患者説明・同意

    運動プログラム設定・・・適時、効果判定する。運動療法の開始条件@全身状態良好、血圧安定。A患者が運動療法の内容を理解している。B透析問題なく施行 運動日:非透析日、透析前

    当院の特徴:
    @痛みがある方は痛みの原因を治療します。
    A運動時痛なければ、身体の使いかたを指導し、股関節、体幹、肩甲骨の柔軟性の改善(ホグレル使用)に取り組みます。
    B徐々にエアロバイクなどの持久性運動、筋張力増強運動を追加。週2-3回通院し運動習慣がつくように運動生活指導をします。リハビリ室では、TMX(つばさミュージュクエクササイズ)も行えます。

     透析患者は透析導入直後に身体機能低下しフレイルに移行する方がみられます。筋力量や活動量が落ちると死亡リスク増えるため、
    非透析日に4000歩の歩行運動をすすめています。

    透析中の運動療法(リハビリ)

    透析患者はサルコペニアが多く運動と栄養が重要ですが、実際は運動習慣も少ない。運動継続率に関しては頭を悩ませる施設が多い。2022年4月から透析効率・運動機能の改善目的に、透析中の運動療法を導入しました。透析中に音楽を流しつつリズムに合わせて運動するTMX(つばさミュージュクエクササイズ)を開始。全患者対象としています。 理学療法士・看護師・臨床工学技士スタッフ監視の下で10-20分実施しています。透析中に行う事で、監視下による安全性の確保、運動の継続率向上のメリットも期待できます。現在、参加率80% 継続率80%とし、効果を認めています。

     



    ホグレル 「ホグレル」を4台導入しました。道東地区初導入。

    スポーツ障害 スポーツの治療やメディカルチェック行います。

    理学療法  リハビリテーション  理学療法とリハビリテーションについて

    お問い合わせ:kitamihokutoreha@gmail.com(リハビリ科メール)

    研究・業績 リハビリ科の研究・業績・活動








北見北斗病院ビルダークリニック

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